埼玉新聞

 

西武園が運営の中国割烹旅館「掬水亭」、レストランに新メニュー誕生 “料理の鉄人”登場シェフとコラボ

  • 監修メニューについて説明する五十嵐シェフ=所沢市山口の掬水亭

 所沢市山口、西武園ゆうえんち・ベルーナドームのすぐ隣、自然豊かな多摩湖畔に宿を構える中国割烹(かっぽう)旅館掬水亭(きくすいてい)。同館のレストラン「天外天(てんがいてん)」で今月から、新メニューが提供されている。メニューを監修したのは、人気テレビ番組に出演した経験もある中華料理人の五十嵐美幸さん。五十嵐さんは「できる限り地元食材を使い、心と体がリフレッシュする思い出の味を提供したい」と語る。

 提供される新メニューは全4メニュー。前菜3種盛り・点心・麺飯・デザートのAコース(税込み2800円)と前菜5種盛り・点心・主菜・ハーフ麺飯・デザートのBコース(同4千円)に加え、平日午後3時から6時限定で、中国茶と中華スイーツなどが楽しめるセットとスパークリングワインと中華前菜が楽しめるセット(共に税込み3千円)を提供する。メニューを監修した五十嵐さんは、人気テレビ番組「料理の鉄人」に当時最年少挑戦者として出演、現在も静岡県熱海市などに店を構え、精力的に活動している。

 五十嵐さんは今回の監修メニューについて「『おいしいってなんだろう』と改めて考える中で、それは思い出の味だと感じた。できる限り地元のいろいろな食材を使って、レストランからの眺望とともに色合いも楽しい心身のリフレッシュになる料理」と語り、自信をのぞかせた。季節に合わせて食材やメニューも変えていく予定といい「ここじゃないと味わえないものを、これからも作っていきたい」と意気込んでいる。

 掬水亭を運営する西武園ゆうえんちの担当者によると「新型コロナウイルスの影響で、遊園地とともに一時期きびしい(経営)状況を強いられた。今期は客足も戻りつつあり、さらなる呼び込みに向け、新しい取り組みの第1弾として、五十嵐シェフとコラボした」という。

 メニューの詳細、問い合わせは掬水亭公式サイトへ。

ツイート シェア シェア