埼玉新聞

 

早世した息子への思い歌に…元熊谷高校教員の歌集出版 志半ばで昨年死去、妻が形に 金子兜太氏との縁も

  • 亡き夫の歌集「青年眠る」を手にする石川尚子さん=東松山市

 東松山市在住の石川尚子さんが、昨年6月に亡くなった夫の石川勝利さん(享年79)の第2歌集「青年眠る」(いりの舎)を出版した。タイトルは二十数年前、大学生の次男(大助さん)が北海道の大雪山で亡くなった際、俳人・金子兜太氏(1919~2018年)から勝利さんが頂いた「白雪に 青年眠る 月日かな」の句から付けた。第1歌集「白雪に」(同)と同様、息子を思う心情がにじみ出ている。

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