埼玉新聞

 

1人に「1万円分」配布、就学前の子に 給食費、水道基本料金も一時免除 埼玉・加須市が生活支援、他にも

  • 加須市役所=加須市三俣

 加須市は27日、臨時議会を開き、物価高騰の影響を大きく受けている子育て世帯に対する臨時の生活支援と、全世帯・全事業所の水道基本料金一時的免除、農業生産資材等高騰の影響を受ける農業者支援を提案。可決された。補正予算額は1億7015万円。

 子育て世帯生活支援では、就学前の子ども1人につき、市内の741店で使える「ちょこっとおたすけ絆サポート券」1万円分を配布する。市立小・中学校の学校給食費を11月から5カ月間免除する。

 全世帯・全事業所の水道基本料金一時的免除では、電力・ガス・食料品など物価高騰の影響を受けている市民、事業者を支援するため、水道の基本料金を11月検針分から来年2月検針分まで4カ月分を一時的に免除する。市内の全水道使用者は約4万9千戸(官公庁を除く)。

 農業生産資材等高騰の影響を受ける農業者支援では、市内に住所または本店事業所を有し、かつ、市内の農地で営農する認定農業者を対象に5万円の支援金を交付する。

 各支援では、特定財源として国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」が充てられる。

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