軽くて洗える制服に ニット素材採用、ブレザーの裾が反射も 深谷高、50周年を機に制服を一新へ
2022/10/29/00:00
深谷市宿根の県立深谷高校(野本志江校長、生徒数556人)は2023年度に入学する新入生から制服を新しくする。上着は男女共にグレーのブレザーで、性別に関係なくスカートかスラックス、リボンかネクタイも選べ、お気に入りのスタイルで通学できる。
同校は1974年4月に開校し、男子は学ラン、女子は紺色ブレザー、プリーツのないフレアースカートとベスト姿で、リボンやネクタイもない。2023年度に創立50周年を迎える記念事業の一つとして制服を一新した。現在の1、2年生は既存の制服になる。
在校生や保護者などから好みのスタイルや制服に求めるものなど22項目をアンケート調査した。約300人の回答を基に、教職員によるプロジェクトチームで色や素材などを検討。選定には生徒会も協力した。
新しい制服は県内公立高校初となるニット素材で、ストレッチ性が高く、動きやすい。9割以上の生徒が自転車利用とあって、水をはじくはっ水加工を取り入れ、自宅で洗濯しても乾くとはっ水は戻るという。ブレザーの背の中心のすそは車のライトなどに反応すると白く光り、安全性にも配慮している。
2年生の栗原羚さんと真下真央さん、1年生の島田浬来(りく)さんは「とにかく軽くて動きやすいんです」と新しい制服をアピールしている。