埼玉新聞

 

地元選手の活躍に声援、歓声 ラグビー代表戦、熊谷でPV オールブラックスに肉薄、W杯に期待の声も

  • テストマッチのパブリックビューイングで声援を送る来場者たち=29日午後4時15分、熊谷市上川上の熊谷ラグビー場

 東京・国立競技場で29日に開催された「リポビタンDチャレンジカップ2022」で、ラグビー日本代表がニュージーランド(NZ)代表(オールブラックス)と対戦したテストマッチのパブリックビューイング(PV)が埼玉県熊谷市上川上の熊谷ラグビー場で実施された。約1500人(主催者発表)が来場し、白熱した試合に盛り上がりを見せた。

 ラグビータウン熊谷の推進などを目的に、市がPVを主催。同市を本拠地とするラグビーリーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツからは稲垣啓太選手(32)、坂手淳史選手(29)、ジャック・コーネルセン選手(28)、同市出身の山沢拓也選手(28)=深谷高出=、ディラン・ライリー選手(25)の5人が先発メンバーに名を連ねた。

 同日は同ラグビー場でクボタスピアーズ船橋・東京ベイとREDSXV(レッズ・フィフティーン)の試合が開催された後、PVを実施。会場では地元有志でつくる「熊谷ラグビー合唱団」によってNZ国歌が書かれたNZ国旗も配布された。同団団長の臼杵健さん(46)は「いい試合になり、最後はジャパンに勝ってほしい」と期待した。

 試合は一進一退の攻防が続き、山沢選手もトライやコンバージョンキックを決めるなどして活躍したが、惜しくも31―38で敗れた。観戦した市内の吉岡浩明さん(62)、直子さん(58)夫妻は「山沢選手のトライで流れが変わったけど、惜しい試合だった。勝てそうな試合だったので、来年のワールドカップ(W杯)でも頑張ってほしい」とエールを送っていた。

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