埼玉新聞

 

夫が大惨事…偽札チェックの警官は詐欺師だった 2200万円失った直後、妻が気付くも手遅れ

  • 手渡し詐欺で2200万円被害=入間市

 狭山署は1日、入間市の無職男性(83)が現金2200万円とキャッシュカード3枚をだまし取られたと発表した。

 同署によると、10月14日午前11時ごろから数回、男性方に警察官を名乗る男から「あなたの口座からお金が不正に引き出されている」「偽札が出回っているので自宅の現金を確認したい」などと電話があった。信じた男性は約2時間後、自宅を訪れた警察官を装う男にキャッシュカードを手渡した。

 男はキャッシュカードを封筒に入れ、男性がその場を離れた隙に用意していた別の封筒とすり替えて窃盗。その後「現金を確認するので全て持ってきてください」などと男性に伝え、現金2200万円をだまし取った。キャッシュカードによる現金の引き出し被害は確認されていない。

 同日午後1時半ごろ、妻からの指摘で被害に気付いた男性が、自ら同署に通報した。

 男は30~40代で、身長約170センチ。黒髪短髪で、上下紺のスーツを着用していた。

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