埼玉新聞

 

菓子工場を美術館に…雅邦の創作支えた「4代目」が開館、山崎美術館が40周年 来月26日まで特別展

  • 橋本雅邦の作品と理事長の山崎登貴子さん(左)、館長の淳紀さん=川越市仲町の山崎美術館

  • 橋本雅邦が使用した落款(中央)と扇面

 近代日本画の基礎を築いた橋本雅邦のコレクションで知られる川越市仲町の山崎美術館が、3日で開館40周年を迎える。雅邦は川越藩にゆかりがあり、幕末から明治にかけて活躍した狩野派の絵師。美術館は1982年11月3日、老舗菓子店「亀屋」を営む山崎家が本店敷地内にオープンした。当時は市内初の美術館で、雅邦の作品を中心に所蔵する美術館は例がないという。大家の偉大さを、蔵造りの町並みから伝え続ける。

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