埼玉新聞

 

サウナ×狭山茶! 4種の香りでととのう「サウネア」 さいたまの貸し切り屋外サウナ「魅力知って」

  • サウネアを紹介する田島裕二さん=さいたま市桜区

 さいたま市桜区道場に7月、狭山茶の香りを楽しむ貸し切り屋外サウナ「SAUNEA(サウネア)」が開業した。熱した石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」に狭山茶を用い、深い香りを全身で堪能できる。入浴中に狭山茶を飲むこともでき、田島裕二代表(47)は「冬はサウナの季節。温度差と香りで整ってほしい」と話しているる。

 サウネアは周りをウッドフェンスに囲まれた敷地に、約3メートル四方の小屋型サウナや水風呂、外気浴用のリクライニングチェアなどが設置され、体を温めたり冷やしたり、休憩したりすることができる。

 さいたま市出身の田島代表は飲食店で働いていたが、サウナ好きが高じて独立。施設の庭造りを頼んだ庭師の紹介で、宮野園(狭山市)の茶匠、宮野圭司さん(54)と出会い、狭山茶サウナを施設の目玉にすることを決めた。

 サウナ小屋内では紅茶や玉露、煎茶、ほうじ茶の主に4種類の香りを楽しめる。宮野さんは「茶には懐かしさや安心感がある。サウナを通じて若い世代にも狭山茶の魅力を知ってほしい」という思いでコラボを決めたという。

 常連で医師の鬼沢信之さん(39)は「友人を誘って来ることが多い。入ると体や脳が活性化し面白い話ができる」と語る。香りを楽しめるため、サウナ初心者にも誘いやすいと話す。

 利用料金は8人までの利用で、1時間1万1千円(2時間以上)から。オプションでバーベキューや飲食ができるプランもある。

 個人や企業向けにサウナ設備の販売も行っており、自宅の庭や駐車場に設置できるという。田島代表は「将来的には自宅でサウナに入る文化を日本に定着させたい」と話している。

 予約や問い合わせは、サウネア(電話048・615・6973)へ。

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