埼玉新聞

 

330年続く伝統「三富新田」を取材、小学生が新聞記者体験「貴重な体験ができた」 19日にも予定

  • 落ち葉農法など今の三富新田を自分たちの視点で記事にした新聞を手にする小学生(前列)ら=三芳町の旧島田家住宅

 330年続く伝統農法を守る三芳町の三富新田の様子を小学生の視点から伝える「新聞記者のお仕事体験」が10月29日、三芳町の旧島田家住宅周辺で行われ、県外の小学生5人が参加した。

 埼玉新聞社編集局の吉田俊一編集管理幹が、記事の書き方、写真の撮り方、見出しの付け方など記者の基本を伝授。上富小学校の屋上から三富新田の地割をカメラで撮影後、編集会議を開いた。児童らは、日本農業遺産に登録されている三富新田の循環型農法、サツマイモ農家、観光農園などについて取材対象者5人の話をまとめて記事を執筆。スタッフの指導を受けながらタブロイド判1ページの紙面を作り上げ、「貴重な体験ができて楽しかった」「取材の時緊張せず言えた」「自分の記事が新聞になってうれしかった」などと感想を寄せた。

 県物産観光協会が観光庁の「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」の補助金採択を受け、同協会が作成した「自然と美しく生きるサステナブルフィールド『SATOYAMA』プロジェクト」の一環として行われた。

 同事業は19日にも同所で予定されている。受け付けはインターネットの子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」で。参加費は1組7千円(子ども1人、保護者1人)。

 問い合わせは、県物産観光協会(電話048・647・0500)へ。

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