埼玉新聞

 

埼玉1位なるか!うどん生産2位なのに“全国年明けうどん大会”に参戦なしは問題 名物肉汁うどんで勝負へ

  • 大野元裕知事(右から2人目)に大会出店を報告した岩崎食品工業の神田広人社長(同3人目)=10月27日、県庁

 岩崎食品工業(蓮田市)は、香川県で12月に開催される「全国年明けうどん大会」に出店し、埼玉名物「肉汁うどん」をアピールすることを県庁で大野元裕知事に報告した。肉汁うどんは冷たいうどんを熱い肉汁つゆにつけて食べる埼玉名物。大会ではかまぼこを乗せて紅白を表現し、2日間で800食を用意する予定。

 年明けうどんは白いうどん麺に赤い具を乗せ、紅白で正月を祝ううどんで、大会には全国の年明けうどんやご当地うどんが出展する。神田広人社長は「うどん生産量2位の埼玉から出店がないのは問題だと思ってエントリーした。温かいつゆに冷たい麺をつける食べ方は全国でもほかにないので、アピールしたい」と意気込んだ。

 合わせて同社商品の「埼玉名物肉汁うどん」が2021年に「Made in SAITAMA優良加工食品大賞」に選ばれたことで、認定前の5倍の約8万箱を売り上げたことも報告された。県産小麦粉を100%使用し、麺とつゆ3人前入り。県内の一部のサービスエリアでのみ販売されていたが、現在は都内でも購入できるという。

 大野知事は「生産量日本一は香川だが、国内産の小麦を使っているのは埼玉が一番多いのでは。私もアピールするのでぜひ頑張っていただきたい」と期待した。

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