埼玉新聞

 

納得できぬ…浦和サポ「埼スタでACL決勝を」署名5万8千人 W杯は埼スタ工事延期したのに 県「限界」

  • スタンドから選手に声援を送る浦和サポーター=さいたま市緑区の埼玉スタジアム

 サッカーのJ1浦和レッズのサポーター有志が、2月に控えたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝戦について、ホームの埼玉スタジアム(さいたま市緑区)での開催を訴えている。11月中旬~4月中旬は芝生の張り替えのため利用できないため、工事の延期を求めて代表2人が8日、署名約5万8千人分を県庁で大野元裕知事に手渡した。

 署名は決勝進出が決まった後、9~10月にかけて駅前の街頭活動やウェブサイトで募集した。

 県公園スタジアム課によると、芝生は2001年の開設以来一度も張り替えていない。地下の地温コントロールシステムも老朽化が進んでおり、「さすがに限界がきている」状態という。大野知事は「今は浦和レッズ側からの回答を待っている状態」と強調し、「また相談があれば応援するという立場で検討する」と述べた。

 有志代表は「サポーターとして何もしないわけにはいかなかった」と話す。21年にW杯アジア最終予選で工事を延期した経緯もあり、「代表戦ができてレッズがなぜできないのか。納得できない」と不満をこぼした。

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