依願退職…教頭、休暇取得のために診断書を偽造していた 実際は病気せず医師名もウソ、校長が病院に確認
2022/11/10/00:00
県教育委員会は9日、診断書を偽造して病気休暇を取得するなどしたとして、三郷市立新和小学校の男性教頭(52)を停職1月の懲戒処分としたと発表した。交通事故で男性を死亡させた北本市立中丸東小学校の女性教諭(35)を減給3月とし、2人は9日付で依願退職した。
県教育局小中学校人事課によると、男性教頭は2021年12月、同年11月29日~12月10日の病気休暇の申請で、実際には罹患(りかん)していない病名や虚偽の医師の名前で偽造した診断書を提出、取得した。三郷市教委が病院の所在地の誤りを指摘し、校長が病院に確認したところ、教頭が病院の診断を受けていないことが発覚。その後の聞き取りで、20年度に3日間取得した家族看護休暇でも虚偽の報告をしていたことが分かった。
女性教諭は22年2月の退勤途中、乗用車で鴻巣市の路上で前方を走る農業用運搬車に衝突した。運搬車を運転していた男性は路上に転倒して負傷し、死亡した。