白岡市は10日、介護保険の利用料と医療保険の負担が高額になった場合に対象者に支給される「高額医療合算介護サービス費」の一部について未支給があったと発表した。

　対象者は2020年度と21年度に受け付けた申請者の63人。未支給額は総額で218万5449円に上る。市は対象者に連絡、謝罪し、未支給分を支給する。

　今年6月、担当課の職員が未処理の申請書を発見し明らかになった。申請は各年度でそれぞれ400件近くあったが、一部の手続きが行われていなかった。県国民健康保険団体連合会から送られてきたデータが、庁内のシステムに反映されていなかった。

　市は「事務処理を改善し、データの取り込み漏れを防ぎたい」としている。