埼玉新聞

 

オール埼玉総行動に1万2千人「共闘で改憲阻止」 立憲民主の枝野代表ら野党各党の国会議員も参加

  • スローガンの旗やのぼりを手にパレードする参加者ら=2日、さいたま市浦和区

 安全保障関連法の廃止などを求める市民集会「6・2オール埼玉総行動」(実行委員会主催、埼玉弁護士会、連合埼玉、埼労連後援)が2日、さいたま市浦和区の北浦和公園で開かれ、約1万2千人(主催者発表)が参加した。「立憲主義を取り戻す!戦争させない9条をこわすな!」をスローガンに埼玉から流れを変えるべく、共闘していこうと決起した。

 オール埼玉総行動は2015年5月に第1回が開催され、今回で8回目。小出重義実行委員長は「安倍政権が主張する自衛隊明記の9条改憲を、断じて許してはならない。今年は日本が戦争する国になるかどうかの正念場の年。みんなで共闘し、安倍改憲を阻止しましょう」と呼び掛けた。

 ゲストスピーカーとして登壇した国際ジャーナリストの伊藤千尋さんは「世界に誇れる憲法9条は、米国から押し付けられたのではなく、日本から生まれたもの。私たちは世界の平和のため、憲法9条を広めていく役割を担っている」と訴えた。

 野党各党の国会議員も参加。立憲民主党の枝野幸男代表(衆院埼玉5区)は参院選での野党共闘などを挙げ、「有権者の皆さんの力を総結集し、一人一人が豊かさを実感できる、そして大切な平和を守り抜く政治へと変えていきましょう」と声を上げた。国民民主党の大島敦県連代表(衆院埼玉6区)、共産党の塩川鉄也衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員もあいさつした。

 集会後、参加者はのぼりやプラカードを手に、浦和駅までのコースと南与野駅までのコースをそれぞれパレードした。

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