すぐ無免許にならないかと…巡査が免許失効のまま運転続ける 上司に気付かれるも「忙しくて」…戒告に
2022/11/18/00:00
免許失効を知りながらも、公務中に乗用車を運転したとして、県警は17日、上尾署刑事課の男性巡査(22)を戒告の懲戒処分にし、道交法違反(無免許運転)容疑でさいたま地検に書類送検した。
県警監察官室によると、巡査は7月15日と同17日、県内で、県公安委員会の運転免許証を更新せず、免許が失効していることを知りながら、公務中に車を運転した。同19日に上司が、巡査の指導支援記録を確認し、運転免許証の有効期限が過ぎていることが判明。上司が巡査に確認したところ、失効を知っていたことを認め、その状態で複数回運転していたことが分かった。
免許は同8日に期間が満了になり、巡査は同14日に失効に気付いたという。巡査は容疑を認め「忙しくて、仕事を優先してしまった。期限が切れても、すぐに無免許になるとは思っていなかった」などと話しているという。
荻野長武主席監察官は「警察官が、このような違反を起こし、大変遺憾です。職員に対する業務管理、指導を徹底し、再発防止に努めます」とコメントした。