埼玉新聞

 

「魔女」と開発の「魔女レーヌ」や「魔フィン」はいかが? さいたま産小麦使用 銀行×薬科大×パン店

  • さいたま市産小麦を使用した新製品の完成報告会=さいたま市大宮区の武蔵野銀行本店

 武蔵野銀行は、伊奈町に校舎のある日本薬科大学、地元事業者の両者とさいたま市産小麦を使った新製品を開発し、完成報告会を、さいたま市大宮区の同行本店ビル「MsSQUARE」で開いた。

 同行は2014年から、さいたま市内で小麦の生産復活と新産業創造を目指す「見沼田んぼ小麦6次産業創造プロジェクト」を進めており、新製品開発はその一環。趣旨に賛同する同市のベーカリー「魔女のコッペンパ」の協力の下、食と健康に関する知見を持つ同大「漢方研究部」の学生が参加し、ハーブなどの食材を使った焼き菓子を完成させた。

 報告会で長堀和正頭取は「皆さまの熱意とご尽力で小麦の6次化商品を発表することができた」と、開発に携わった関係者への謝意を込めてあいさつ。日本薬科大の都築稔副学長は「学生たちの活動により素晴らしい商品が仕上がった。既存商品に漢方、健康、医療という価値を付加し、地域を盛り上げたい」と話した。

 製品は高血圧予防や消化吸収を助ける効果があるというイチジクを使ったマドレーヌ「魔女レーヌ」や、整腸効果が期待できるバナナとニホンハッカを用いたマフィン「黒猫魔フィン」など6種類。同行グループの地域商社むさしの未来パートナーズの購入型クラウドファンディング「IBUSHIGIN(いぶしぎん)」で限定販売された後、魔女のコッペンパ実店舗での販売を予定している。

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