埼玉新聞

 

青い目をしたお人形…実は渋沢栄一が尽力の「日米親善」 深谷の小学生、オンライン交流で発表 飛び入りも

  • 北海道清水町の清水小の児童とオンラインで交流する深谷市の八基小の4年生

 渋沢栄一の出身地である深谷市の全小中学校で、郷土の偉人に関わる授業に取り組んだ。

 八基小学校(笠原直史校長、児童数126人)では4年生が、渋沢栄一創設の「十勝開墾合資会社」があった北海道清水町の清水小学校4年生とオンラインで交流した。

 児童たちでは調べ学習で学んだ「血洗島の獅子舞」や「論語と算盤(そろばん)」などをテーマごとに発表し、清水小からの質問に答えた。

 日米友好を願って渋沢栄一が取り組んだ青い目の人形の交流について説明した後、清水小の児童から「動物の人形は贈られてきましたか」「人形を贈ってどのように仲良くしようと思ったのですか」と聞かれ、八基小の児童は丁寧に応えていた。深谷市を訪れていた清水町の阿部一男町長も飛び入り参加した。

 4年生の真下将幸さんは「少し緊張したけど、はっきり聞こえるように話した」、大久保結愛さんは「栄一翁のように偉い人と同じ所に生まれてうれしい」と誇らしそうにしていた。

ツイート シェア シェア