埼玉新聞

 

秩父夜祭、あす2日から 多くの客を魅了する屋台の「曳き踊り」1年以上前から稽古 地元民の特別な思い

  • 曳き踊りで同じ舞台に立つ(左から)関川紗奈さん、福島英一さん、関川妃奈さん=秩父市上町

 12月2、3日に秩父市で開催される秩父夜祭(ユネスコ無形文化遺産)は、勇壮な屋台や笠鉾(かさぼこ)が市街を練り歩く、山車の「曳(ひ)き回し」が醍醐味(だいごみ)だが、花柳志寿代・杵屋正十郎一門(同市中町)による「曳き踊り」も、毎年多くの観客を魅了する。街のつじつじや秩父神社、神門前などに4町会(宮地、上町、中町、本町)の屋台が止まり、時代衣装をまとった少女らが長唄三味線に合わせて優美な舞を披露する。祭り再開を願って稽古を重ねてきた同一門の生徒たちは今、屋台行事に華を添える準備を3年ぶりに進めている。

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