埼玉新聞

 

先ほど会った「黒服女」どこへ…不審に思った女性、隣家の男性に相談 口座に異変、590万円の被害発覚

  • 88歳女性、590万円詐欺被害=東松山市

 3日午後0時半ごろ、東松山市の男性から「隣家の女性が手渡し詐欺の被害に遭った」と110番があった。

 東松山署の調べでは、3日午前10時半ごろ、同市の無職女性(88)方に財務局職員を名乗る女から電話があり「詐欺グループの犯人が捕まり、あなたも被害に遭っている。お宅の現金に偽造紙幣が混ざっているので調べさせてほしい。職員の女性が行きます」などと話した。同日午前11時半ごろ、女性は自宅を訪れた財務局職員を装った女に現金540万円と銀行のキャッシュカード2枚を手渡した。

 その後、不審に思った女性から相談を受けた隣家の男性が詐欺に気付いた。キャッシュカードの口座から現金50万円が引き出されていた。被害は計590万円。同方を訪れた女は年齢30代、身長155センチぐらい。黒っぽい服装で色不明のマスクを着けていたという。

ツイート シェア シェア