危険な通学路を改善、道路拡幅の工事終了 本庄・秋平小の通学路 工事中は児童の姿が見えると一時中断
2019/03/29/00:00
本庄市の市立秋平小学校体育館南側から700メートル東へ向かって進めていた道路拡幅工事が、終了した。
道路は児童の通学路。かつては幅員4・2メートルと車1台が通れるぐらいで狭く、歩道もなかった。側溝にふたもなく、登下校時には度々危険な風景を目にしていたという。2006年に地元自治会長や当時の同小学校PTA会長などから、道路の幅員拡幅工事の要望が提出されていた。
同市は14年度に事業着手。測量や19軒から用地買収をするなどして16年度から工事を進め、19年3月に完成した。総事業費は約1億8千300万円。片側に歩道を設置し、歩道を入れた幅員は10メートルと広くなった。
児童は工事中も道路を使っていたため、下校時は交通指導員2人を配置。児童の姿が見えると工事を一時中断させ、工事現場を渡り切るまで交通指導員が一緒に歩いて誘導していた。
同校は「道が広がり、車から子どもたちの姿を確認しやすくなった。整備された部分の全てに歩道が設置され、子どもたちの登下校がより安全になった」と話している。