埼玉新聞

 

<台風19号>県内浸水被害、4千棟以上から5千棟超に拡大 被害大きい地域の状況把握が進み

  • 台風19号の影響により、水に漬かる住宅街=13日、川越市内

 県内(さいたま市除く)の住宅被害は23日、19日時点の4千棟以上から5252棟まで拡大した。大半が浸水被害で、床下浸水は3018棟、床上浸水は2097棟だった。23日に開かれた県の第7回災害対策本部会議でも報告された。

 県消防防災課は「浸水被害が大きかった東松山市を中心に、被害を受けた住家の調査が進み、正確な状況が把握でき始めたのが増加の要因」とみている。今後も増える見込みという。

 台風19号の被害を受けた静岡県や茨城県では、一部の被災自治体を対象に住宅再建を公費で支援する被災者生活再建支援法の適用を決めた。同課は「被害を受けた地域ごとに浸水状況は異なる」と説明。その上で「各自治体と連携し、詳細把握に努めたい」とした。

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