JKビジネス悪質スカウト注意 上尾メディックス選手ら一日署長「個人情報教えず、契約書サインしないで」
2019/12/19/00:00
迷惑な客引きや悪質なスカウトに注意を呼び掛けようと県警が17日、県内の女子高校生や関係団体ら約60人とJR上尾駅でキャンペーンを行った。女子バレーボールチーム「埼玉上尾メディックス」の3選手が一日警察署長に任命され、通行人らに被害に遭わないための対策を呼び掛けた。
同チームから参加したのは井上美咲(25)、佐々木海空(20)、権田寛奈(18)の3選手。田中秀樹上尾署長から委嘱状を受け取ると、キャプテンの井上選手が「社会全体で被害に遭わない環境をつくっていきたい」とあいさつした。
3選手によるトークショーでは被害事例や対処法を紹介。悪質なスカウトの被害に遭わないために、はっきり断る▽個人情報を教えない▽契約書にサインしない-の3点を呼び掛けた。
キャンペーンには県立の上尾高校、上尾南高校、伊奈学園、私立国際学院高校の女子バレー部員らも参加。啓発品を駅の利用客らに手渡した。
県警の新井智美保安課長は「悪質なスカウトが言葉巧みにJKビジネスに勧誘する事案は県内でも発生している。被害防止の機運を高めていきたい」と話していた。