埼玉新聞

 

早朝に一斉飲酒運転取り締まり 県警が47カ所で実施、午前7時半から検問「翌朝まで酒が残る」

  • 県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 毎年1~3月にかけて交通死亡事故件数が増加する傾向にあることから、県警は24日、早朝の県下一斉飲酒運転取り締まりを県内47カ所で実施した。交通機動隊や各署員ら約300人が取り締まりを行った。

 浦和署管内では、さいたま市南区南浦和3丁目の市道で、午前7時半から検問が始まった。署員7人が、通行する車の運転手に息を吹き掛けてもらい、飲酒の有無を確認した。

 昨年12月の道路交通法改正で、携帯電話使用等違反にかかる罰則などが強化されたことから、運転中の電話使用禁止を呼び掛けるチラシも配布した。

 この日は県内47カ所で、257件(速度違反127件、携帯電話使用等6件、シートベルト装着義務違反8件、その他116件)の違反を取り締まった。飲酒運転による違反はなかった。

 県警交通指導課は「夜に飲みすぎると、翌朝まで酒が残ることもある。少しでもアルコールが体に残っていたら、運転は控えてほしい」と呼び掛けている。

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