埼玉新聞

 

移動式オービスで速度違反を取り締まり、さいたまで実施 県内全域の幹線道路、生活道路も強化 通学路も

  • 児童が登校する中、移動式オービスで速度違反を取り締まる県警の警察官=10日午前7時ごろ、さいたま市南区沼影(県警提供)

 交通死亡事故などの重大な結果につながる速度超過違反を減らそうと、県警は今月、県内全域の幹線道路や生活道路で交通取り締まりを強化している。10日には、さいたま市南区沼影の市道で、移動式オービスを使って速度違反を取り締まった。

 取り締まり現場は市立沼影小学校近くの通学路で、時速30キロ規制がかかる「ゾーン30」区域内。県警交通指導課の担当者2人が、午前7時から8時半まで、児童の登校を見守りながら、通過する車の速度に目を光らせた。

 同課によると、今年1月~10月末の県内の交通死亡事故死者数は89人(前年比13人減)、人身事故は1万3583件(同3621件減)、物件事故は10万3499件(同1万4024件減)だった。

 同課は「コロナ禍で交通環境が変わっていることから、速度違反の取り締まりを一層強化し、歩行者と運転手の安全安心を守っていく」としている。

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