埼玉新聞

 

一斉取り締まり、県内39カ所で 歩行者いる横断歩道の一時停止徹底へ 全39署で計243件取り締まる

  • 横断歩道上の歩行者と車の動きに目を光らせる白バイ隊員=さいたま市浦和区の県庁第2庁舎前

 横断歩道に歩行者がいる際の車の一時停止を徹底しようと、県警は11日、県内39カ所で一斉に、交通指導と取り締まりによる啓発活動「横断歩道チェック&ストップ(CS)大作戦」を行った。

 さいたま市浦和区高砂3丁目の県庁第2庁舎北側の市道では、県警交通総務課、交通指導課、交通機動隊、浦和署が合同で実施。信号機のない横断歩道4カ所の周辺に立ち、通過する車に目を光らせた。

 県内では全39署の管内で278人体制で行った。計243件の交通違反を取り締まり、うち横断歩行者妨害違反は94件だった。他に指導や警告が162件、リーフレットを配るなどの啓発活動も2353件実施した。

 今年1~9月の交通事故死者のうち、歩行者は前年同期比3人増の28人で全国で6番目に多かった。そのうち横断歩道上で事故に遭ったのは同3人増の8人となっている。

 交通総務課の本多一美交通安全対策推進室長は、「年末にかけて歩行者事故が多くなる時期。ドライバーの方は歩行者保護を最優先に運転してほしい」と呼び掛けた。

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