6日から始まる春の全国交通安全運動を前に、埼玉県さいたま市西区の県警車両訓練コースで3日、出発式が行われた。県内出身の俳優大幡しえりさん（22）が交通安全運動広報アンバサダーに委嘱され、交通安全宣言した。

　県警の岩根忠交通部長の訓示や警察官の決意表明、車両点検の後、交通機動隊、高速隊らが運転する白バイ26台、パトカー4台が出発。新型コロナウイルス対策としてマスク着用を徹底し、パトロールへ向かった。

　委嘱状を渡された大幡さんは「みんなが笑顔で過ごせるよう、私たちは思いやりと譲り合いの気持ちを持って、交通安全に努める」と宣言した。

　岩根交通部長は「子どもと高齢者を始めとする歩行者の保護、自転車の安全利用の推進、安全運転意識の向上に重点を置き、交通事故が1件でも多く減少するよう努めてほしい」と隊員らを激励した。