埼玉新聞

 

西武園ゆうえんち、5月グランドオープン 昭和の街並み再現、埼玉・所沢に懐かしい世界 ゴジラやアトムも

  • 新しい西武園ゆうえんちのキービジュアル(西武鉄道提供)

 リニューアル工事が進められている西武園ゆうえんち(所沢市山口)は13日、5月19日にグランドオープンすると発表した。新しい遊園地のコンセプトは「心あたたまる幸福感」で園内は1960年代の昭和レトロの街並みを再現、「新しいけど懐かしい非日常の世界」に生まれ変わる。

 西武山口線の西武園ゆうえんち駅から続く入場ゲートをくぐると昭和の商店街をイメージした空間が広がり、商店街の住人に扮(ふん)したスタッフによるライブパフォーマンスが行われ、来場者と交流する。商店街を見下ろす丘には特撮映画「ゴジラ」をテーマにしたアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」が展開され、以前からあったファミリー向けエリアは漫画家手塚治虫氏の作品「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」をテーマとしたエリアにリニューアルする。

 会見で西武園ゆうえんちの藤井拓巳社長は「新しいけど懐かしい西武園ゆうえんちが多くの方の心を揺さぶり、温かい幸福感が感じられる場所になることを願っている」と期待を込めた。

 西武園ゆうえんちは1950年に開業。88年度には年間約194万人が来場していたが、2018年度の入場者数は約49万人となっていた。リニューアルは70周年記念事業として総事業費約100億円をかけて進められている。

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