埼玉新聞

 

国道4号で交通取り締まり、埼玉県警の草加、越谷、春日部署が合同で 3署管内で死者数全体の2割占める

  • 重点路線と位置付ける国道4号バイパスで警戒活動を行う白バイやパトカー(草加署提供)

 多発する交通死亡事故を防ごうと、草加、越谷、春日部署は、3署合同による国道4号バイパスでの実勢速度抑止と交差点違反取り締まり活動を実施した。東京都境から茨城県境に通じる同路線を重点路線と位置付け、管轄する3署と本部の交通機動隊員らが合同で警戒に当たった。

 草加署によると、7月19日現在の交通事故死者数は草加署管内で7人、越谷署管内で3人、春日部署管内で2人となっており、3署管内での死者数が県内全体の約2割を占めている。こうしたことから緊急の対策が必要となっていた。

 警戒活動当日は、越谷市のしらこばと公園駐車場で出発式を行い、越谷署の三上元樹署長らが出席。三上署長は「越谷、草加、春日部の3署管内は死亡事故の発生割合が高いエリアとなっている。道路を横断中の歩行者が死者の約半数を占めており、隣接署と連携して悪質性の高い違反の取り締まりを強化していきたい」と話していた。

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