草加5人死傷事故、容疑の大学生から事情聴く「コンビニで酒買って、みんなで飲んだ」/埼玉・草加署
2021/12/25/00:00
埼玉県草加市で6人乗りのワゴン車が道路標識に衝突し男女5人が死傷した事故で、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕された八潮市緑町5丁目、大学生の男(20)が「コンビニで酒を買ってカラオケ店に入店した」「みんなで飲んだ」と供述していることが24日、草加署への取材で分かった。男の呼気から1リットル当たり0・55ミリグラムのアルコール成分が検出されている。同署は飲酒運転で死傷事故を起こした自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いもあるとみて、男から詳しく事情を聴くなどして事故原因や経緯を調べる。
草加署は23日に男を逮捕、24日にさいたま地検に送検した。
逮捕・送検容疑は、23日午前6時40分ごろ、草加市瀬崎3丁目で酒気を帯びた状態で車を運転した疑い。
同署によると、男の運転するワゴン車は交差点に進入後、左側の縁石に乗り上げ、道路標識に衝突した。交差点に入る前には緩やかなカーブがあった。カーブを曲がり切れなかったとみている。
車に乗っていた東京都足立区の大学生女性(19)と同区の専門学生女性(20)が搬送先の病院で死亡が確認された。また同区の大学生男性(20)が頭部外傷でなどで重傷、18~19歳の専門学生の男女が軽傷を負った。
6人は都内のアルバイト仲間で、カラオケ店で飲食をした帰りだったという。