埼玉新聞

 

オミクロン株警戒、クラスター対策強化も 埼玉・大野知事、取り組み語る「県民が安心できる医療提供を」

  • 埼玉県の大野元裕知事=県庁知事室

 埼玉県の大野元裕知事は埼玉新聞社の新春インタビューに応じ、新年の抱負を「ワンチーム埼玉で諸課題に取り組み、埼玉県の未来を切り開く年としたい」と力強く話した。

 2022年も新型コロナウイルスの感染が続いており、変異株「オミクロン株」への警戒も求められる。大野知事は今後の対応を「ワクチン追加接種を進め、コロナ医療と一般医療の両立を図り、県民が安心できる総合的保健・医療提供体制を整備する」との考えを示し、クラスター対策や保健所機能の強化も進めるとした。

 昨年、NHK大河ドラマの主人公となるなど、脚光を浴びた深谷市出身の渋沢栄一について「大きく変わる時代に未来を切り開いた人。誰一人取り残さないという考えはSDGsの精神そのもの」と先見の明と志の高さを称賛。「変化の時代に生きた人が今に残してくれたものは大きい」とその精神を現代に受け継ぎたいとした。

 新年度から始まる県の新5か年計画については「私の思いを詰め込んだ」と話し、「大切なことは各施策を実際に実現すること。真摯(しんし)に一つずつ、つくり上げていく」と強調した。

ツイート シェア シェア