埼玉新聞

 

「ミスで損害8千万円」息子から電話…じつは詐欺 信じた母、犯人に3千万円を渡してから本当の息子に電話

  • 84歳だまされ3千万円被害=桜区

 浦和西署は17日、さいたま市桜区の無職女性(84)が現金3千万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、1月18日午前10時ごろから数回、女性方に長男を名乗る男らから、「書類を間違えて送ってしまった」「重要な書類で8千万円の損害が出てしまう」「できるだけお金を用意できないか」「同僚の部下が取りに行く」などと電話があった。信じた女性は同日正午ごろ、自宅近くの路上で長男の部下を名乗る男に3千万円を手渡した。

 不審に思った女性が別居している50代の長男に電話で確認して詐欺に気付き、署に通報した。

 男は20代とみられ、身長約170センチ。紺色のスーツ姿で黒いリュックサックを持っていた。

ツイート シェア シェア