埼玉新聞

 

取り締まりも強化へ 5月の交通事故死者10人、埼玉県が「多発警報」6月12日まで防止対策を実施

  • 埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 県は、25日に1件の交通死亡事故が発生したことで5月中の交通事故による死者が10人に上ったとして、真砂和敏県民生活部長による「交通死亡事故多発警報」を30日に発令した。期間は6月12日まで。

 県防犯・交通安全課によると、今年の県内の交通事故死亡者数は29日現在で47人(前年同日比2人減)。31人が65歳以上の高齢者で、うち20人は歩行中だった。発令期間中は市町村や県警などと協力し、関係機関へ広報や看板の設置、交通取り締まりの強化など防止対策を実施する。

 2、3月に続き今年3回目の発令。2021年は計5回発令された。同課は「高齢者の歩行中の事故が増えている。高齢者を見かけたら『思いやり運転』を」と注意を呼びかけている。

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