埼玉新聞

 

次はサポートカーに…乗車体験で機能性や安全性実感「信用できる」 ふじみ野の教習所「限定条件」新設受け

  • 教習所「セイコーモータースクール」に設置された衝突被害軽減ブレーキの体験コース。前方の障害物の直前で衝突回避のため、ブレーキが作動した=ふじみ野市市沢3丁目

 車の運転免許に「サポートカー限定条件」が新設されたことを受け、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置などが装備されたサポートカーの乗車体験会が17日、ふじみ野市市沢3丁目の自動車教習所「セイコーモータースクール」で開かれた。サポートカーの運転支援機能を体験してもらいサポートカーの普及促進や交通事故抑止を図ろうと、東入間署などが企画した。

 アクセルとブレーキを踏み間違える事故や追突事故などが多発する中、政府は道交法を改正し、運転免許に「サポートカー限定条件」を新設し、今年5月13日から施行している。免許更新時、免許保持者が自身の運転技術を考慮したうえ、同条件を付けるか否かを判断する。

 この日の体験会は同署管内のドライバーら約30人が参加。2~3人が一組となり、メーカー2社が準備したサポートカーに分乗。前方の対象物を前に自動でブレーキがかかる衝突被害軽減ブレーキやべダルを踏み間違えた場合に減速する装置、自動で車庫入れをする機能を体験した。

 参加した三芳町の会社役員忽滑谷徹雄さん(72)は「障害物の前で自動で停車する時の衝撃はすごかった。これまでは(サポートカーを)信用していなかったが、信用できると思った。今度、車を購入する際はサポートカーにしたい」と話していた。

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