逆走車絡む多重事故…消防、警察、病院などが合同訓練 事故車両から救出、トリアージなど本番さながらに
2022/11/16/00:00
東北道で多重事故が発生した場合を想定し、消防や警察などによる合同訓練が15日、蓮田市閏戸の市総合市民体育館敷地で行われた。
東北道県消防連絡協議会が毎年実施している合同訓練。川口市、さいたま市、蓮田市、羽生市、埼玉東部、群馬県館林地区の各消防と、県、県警、ネクスコ東日本、さいたま赤十字病院が参加。訓練は車両22台、人員110人が参加し、行われた。
この日の訓練は、午前10時ごろ、東北道上り線蓮田サービスエリア(SA)付近で、逆走した乗用車と複数の車両が衝突し、多数の負傷者が出たという想定で行われた。
訓練では、無線で複数の事故現場の状況を把握。駆け付けた消防隊員が、乗り上げた事故車両の中から、負傷者を救出するなどの訓練を実施した。救出された負傷者は、医療チームに引き継がれ、トリアージの訓練も行われた。
訓練を受け蓮田市消防本部の新井智消防長は「実践的な訓練ができた。多重事故が起きた場合、消防はじめ関係各機関と連携し、円滑、効率的に対応したい」としている。