依願退職…セルフレジでゼリーの支払いをしなかった警部補 じつは何度もスーパーが注意していた…不起訴
2022/12/20/00:00
スーパーマーケットで、ゼリーを万引したとして、草加署地域課の40代の男性警部補がさいたま地検に窃盗容疑で書類送検されていたことが19日、県警への取材で分かった。書類送検は11月17日付。元警部補は今月12日付で減給100分の10、3月の懲戒処分を受け、同日付で依願退職した。
書類送検容疑は10月19日、さいたま市内のスーパーでゼリー1個(約300円相当)を精算せずに盗んだ疑い。警部補はセルフレジで数十点の食品約3千円分を購入した際に、ゼリーだけレジを通さなかった。「万引した事実は間違いない」と容疑を認めているという。
警部補は以前にもこの店舗で複数回、同様の手口で万引を試みていて、いずれの場合も店員に見つかって、注意を受け、盗もうとした品物を買い取っていた。
さいたま地検は警部補を今月15日付で不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。