埼玉新聞

 

埼玉の「満足度」昨年より上昇 すぐ解決できない問題も 県民が最も重視したことは…大幅に上回る結果に

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 県は毎年6、7月に実施している、県民満足度調査の結果をまとめ、公開した。県の政策全体への満足度で「満足している」か「ある程度満足している」と回答したのは62・4%で、昨年の58・2%と比べて約4%上昇した。

 調査は18歳以上の県民5千人を対象に行われ、郵送とインターネットで2503人から回答があった。県独自の総合行政計画「5か年計画」について、計画の12項目でどれが重要かという設問では「介護・医療体制の充実」が53・2%でトップだった。満足度は「豊かな自然と共生する社会の実現」がトップだった。

 今回新たに、デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する調査も行われ、県の取り組みの中で「誰もが使いやすい行政デジタルサービスの構築」が重要だと回答した人が73・2%で他の項目を大幅に上回った。県計画調整課は「公園の整備や緑化活動を行った効果があった。医療や福祉、DXはすぐに解決できない問題もあるが、県民の声に応え今後も課題に取り組む」と話している。

 県5か年計画12項目の各満足度は項目順で以下の通り。

▽災害・危機に強い埼玉の構築 66・8%

▽県民の暮らしの安全確保 64・8%

▽介護・医療体制の充実 56・1%

▽子育てに希望が持てる社会の実現 51・5%

▽未来を創る子供たちの育成 52・5%

▽人生100年を見据えたシニア活躍の推進 56・8%

▽誰もが活躍し共に生きる社会の実現 55・5%

▽支え合い魅力あふれる地域社会の構築 58・1%

▽未来を見据えた社会基盤の創造 60・1%

▽豊かな自然と共生する社会の実現 68・8%

▽稼げる力の向上 48・0%

▽儲かる農林業の推進 44・8%

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