「カフェ・ダイニング　プリエ」は静かな住宅街にあり、隠れ家的な存在。オーナーの宮下篤昭さん（48）が腕を振るう。自宅の洋品店を4分の3改造し現在の店にした。洋風創作料理が楽しめ、エスニック料理も学んだ。地元産野菜を使った洋食コースが気軽に食べられるのが、うれしい。

　ランチの中でも一番人気が「本日のプレートランチ」（税込み1155円）。「サクサク揚げ春巻き」「唐揚げ」「マリネサーモン」「ポテトサラダ」の4品から2品を選んで注文する。ツナと青菜の和風スパゲティ、エビカツサンド、デザート、サラダ、スープにドリンクも付いて品数豊富。

　マリネサーモンと唐揚げが並ぶプレートランチを取材した。マリネサーモンは千切りにしたニンジンと大根、キュウリを巻いて食べる。さっぱりとしていて、お代わりがしたくなる。唐揚げはタイ風唐揚げで、くせもなくジューシー。青菜のスパゲティは小松菜かほうれん草になり、誰からも好まれている。エビカツサンドは、エビのプリプリ感が絶妙だ。デザートは豆乳プリンで、これだけ注文する客がいると聞き、その味に納得した。

　「こんなところに、こんな店があったと知ってもらいたい」と客との出会いを楽しみにしている宮下オーナー。「おいしい料理が食べられたと思ってもられるのが何よりです」。弁当やテイクアウトも注文でき、洋食コースは3日前までの予約が必要になる。

　【メモ】カフェ・ダイニング　プリエ　深谷市常盤町89の6（電話048・571・1504）。ランチタイム＝午前11時半～午後3時。ディナータイム＝火水木曜日が午後5時～同10時、金土曜日と連休前日が同11時まで、日曜日が同9時半まで。月曜日と第2火曜日が定休。12月31日から1月2日まで休み。グリーンカレー（税込み1100円）、プレンセスプレート（同1375円）、サーモンとアボカドのサラダ丼（同1265円）。