客1日2千人にぎわう店も 埼玉・越谷市場、人気の歳末大売り出し 31日は一部営業、通常営業は5日から
2022/12/29/00:00
越谷市流通団地の越谷市場で26日から、年末恒例の歳末大売り出しが始まった。正月用のおせち食材や海産物を割安で購入しようと、午前中から多くの人でにぎわった。
市場内には鮮魚や青果、日用雑貨など10業者が入り、普段から一般開放される。食堂も利用できる。
鮮魚や精肉などの総合食品卸「フジシゲ」は毎年この時期、1日約2千人が訪れる。須藤一也社長(61)によると、物価高の影響で、正月用食材は全体的に2~3割ほど値上がりしているという。売れ筋のマグロは値上げせず、苦渋の決断で量を少し減らして販売する。須藤社長は「お客さんも衝動買いせず、財布と考えながら購入している傾向。昨年並みの利益は期待できないが、せっかくの正月なので割安で皆さんに提供できれば」と話す。
孫へ菓子を買うため訪れたという越谷市蒲生の70代女性は「食材が全体的に値上がりするのは痛いが仕方ない。孫や家族と笑顔で明るい正月を迎えたいですね」と話していた。
歳末大売り出しは30日までで午前7時~正午。31日は一部店舗が営業予定。通常営業は来年1月5日から。
問い合わせは、東部流通センター(電話048・987・3100)へ。