埼玉新聞

 

埼玉で同時流行、新型コロナとインフルエンザ…3年ぶり患者が増加 両方似ている症状、どう見分ける

  • 【ちなみ】マスク=新型コロナイメージ

    県内インフル患者が増加 コロナと同時流行に

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 埼玉県は28日、県内のインフルエンザ患者が増加し、2019年11月以来、3年ぶりに流行期に入ったと発表した。県などは定点医療機関258カ所で状況を把握している。19~25日の1定点当たりの患者数は1・23人で、流行開始の目安の1人を超え、新型コロナウイルスとの同時流行に入った。

 保健所管内別で患者数が最も多かったのは、川口市保健所(3・25人)で、川越市保健所(2・92人)、草加保健所(2・13人)などが続いた。同期間に県内の定点医療機関から報告された患者数は308人だった。1定点当たり10人を超えると注意報、30人を超えると警報が出される。

 川南勝彦県感染症対策幹は「季節性インフルエンザと新型コロナが同時に流行している状況と言える」との見方を示した。「症状は似ているが、インフルエンザはより熱が高く、関節の痛みがある」と説明し、「コロナ禍前は1月ごろがピークだったが、今後どう推移するかは分からない」と注意を呼びかけている。

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