極めて珍しい逮捕劇…野菜泥棒が暗躍する畑、深夜に警官が待機中、キャベツ強奪始まる 取り囲まれた会社員
2022/12/23/00:00
他人の畑からキャベツを盗んだとして、草加署は22日、窃盗の疑いで、草加市新里町の会社員の男(64)を逮捕した。
逮捕容疑は22日午前2時5分ごろ、同市遊馬町の畑で、栽培しているキャベツ6個(時価計900円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、夏ごろから遊馬町や新里町など市西部の畑で、野菜の窃盗事件が未明に相次いでいた。これまでも未明に集中パトロールを行い、同日は午前1時ごろから潜伏捜査を実施。午前2時過ぎ、捜査員が畑を物色する不審な男を発見。すると男は持参した包丁でキャベツを次々と刈り取り、素早く袋の中へ。捜査員はすぐ男を取り囲み職務質問し、男が容疑を認めたため逮捕した。男は「お金を使いたくなかった」と供述しているという。
同署によれば、野菜の無人販売所などから現金や野菜を盗む事件はたびたびあるが、実際に栽培している畑から盗む事例は極めて珍しいという。