深谷商高コンピュータ部、31年連続で情報処理の全国大会へ 3年生は大学卒レベルでも難しい試験にも合格
2019/06/12/00:00
広島県で7月28日に開催する第31回全国高等学校情報処理競技大会に、県立深谷商業高校コンピュータ部が県代表として団体の部に出場する。31年連続の出場を決めた顧問の桑原誠次教諭(48)は「生徒のやる気と学ぶ意識が強さの秘訣」と指導している。
伊奈町の県民活動センターで行われた県予選会に臨んだのは、選抜で選ばれた3年生5人と2年生2人の計7人。競技は情報処理関連用語と文章を読み用語などを選ぶ「関連用語とデータベース」、コンピュータ処理する時の手順などを問う「表計算とアルゴリズム」の2部門。競技時間はそれぞれ40分。上位3人の合計が団体得点になる。
予選会に出場した3年生は大学卒レベルでも難しいとされている国家試験の基本情報技術者試験を取得している。部員らはほかの県で出題された問題も解き「それが自信につながっている」と話している。
個人の部の成績は、優勝は小峯健さん、準優勝が相川奏一朗さん、3位に木下優さんと同部員で独占した。小峯さんは大会に出るのも初めて。基礎的な細かいところを勉強して競技に臨み「先輩たちの思いを受け継ぎ、全国大会では上位に入れるようにしたい」と力を込める。相川部長も「過去の問題を解いて、回答を教え合いながら互いを高めたい」と練習に励んでいる。