埼玉新聞

 

食べ頃は1~2月!越谷のイチゴ狩り 9品種食べ比べられる農園も「いろんな品種、味を楽しんで」

  • イチゴ狩りを楽しむ来園者=14日午前、越谷市増森

    イチゴ狩りを楽しむ来園者=14日午前、越谷市増森

  • イチゴ狩りを楽しむ来園者=14日午前、越谷市増森

 越谷市内9カ所のイチゴ農園で年明けから、本格的なイチゴ狩りシーズンが到来した。市外からも多くの家族連れらが訪れ、真っ赤に熟した大粒の実を存分に味わっている。

 関東最大級の広さ(約1万9千平方メートル)を誇る同市増森の観光農園「越谷いちごタウン」では、約6万4千株のイチゴを栽培。「紅ほっぺ」や「章姫」「かおり野」など9品種あり、一番人気は県オリジナル品種「あまりん」。糖度が高く酸味は控え目で、真っ赤な果実の色つやが特徴。園内8棟あるビニールハウス間を自由に移動しながら、食べ比べを楽しめる。

 運営する越谷いちご団地生産組合の前田寿樹組合長(42)によると、今年は燃料代や材料費などあらゆるものの高騰により、苦渋の決断で入場料を値上げした。イチゴは好天が続いたため例年並みの出来栄えだという。食べ頃は1~2月にかけて。土日は時間帯によって予約でほぼ埋まり、平日は比較的空きがあるという。前田さんは「いろんな品種を食べ比べて味を楽しんで」と話す。

 越谷市瓦曽根から家族4人で訪れた窪田晴悠くん(4)は数え切れないくらい食べたそうで、「すごく甘くておいしい」と笑顔を見せていた。

 営業時間は午前10時~午後3時。45分間食べ放題で大人2500円、3歳以上就学前まで1300円。インターネットから事前予約制。5月下旬まで開園予定。

 問い合わせは、同タウン(電話048・965・1514)へ。

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