埼玉新聞

 

依願退職…女性更衣室で達成感を得ていた係長、カメラを忍ばせて 発覚後に異動させられ辞めるも動いた警察

  • 【地図】ふじみ野市

    ふじみ野市の庁舎女性更衣室に盗撮用カメラ…消防司令補

  • 【地図】ふじみ野市

 富士見市とふじみ野市、三芳町で運営する入間東部地区事務組合消防本部(管理者、林伊佐雄・三芳町長)は16日、本部庁舎内の女性更衣室に盗撮目的で小型カメラを設置したとして、地方公務員法に基づき、同本部消防総務課係長の男性消防司令補(53)を停職3カ月の懲戒処分にした、と発表した。消防司令補は同日付で依願退職した。

 同本部によると、消防司令補は昨年10月5日午前7時半ごろ、ふじみ野市大井中央1丁目、同消防本部庁舎(4階建て)の4階女性ブース内女性更衣室のロッカー脇に置かれた資料の下に、盗撮目的で手のひらサイズの小型カメラを設置。東入間署が県迷惑防止条例違反容疑で捜査している。

 消防司令補は高校卒業後、1990年1月に同組合本部に入庁。事件当時、同指揮統制課で現場指揮を担当しており、事件後、総務課に異動していた。

 調べに対して、同司令補は「スリルと達成感を得るために9月下旬ごろからやっていた」などと話しているという。事件を受け、同本部は昨年12月までに、全職員を対象に職務倫理研修を実施するなどした。

ツイート シェア シェア