女性重傷…横断歩道ではねた逃走男「ぶつかったが人だと思わず」 急いで破片調べた警察、廃車寸前で車押収
2023/01/18/00:00
熊谷市の市道で同市居住の女性(60)がはねられて重傷を負ったひき逃げ事件で、熊谷署は15日、自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、熊谷市肥塚、会社員の男(75)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年12月27日午後7時25分ごろ、熊谷市上根の市道で普通乗用車を群馬県太田市から東松山市方面に運転中、横断歩道を歩いていた女性をはね、そのまま逃走した疑い。女性は外傷性くも膜下出血など90日の重傷。男は「何かにぶつかる事故は起こしたが、人とは思わなかった」と容疑を一部否認しているという。
同署によると、現場に残っていたライトの破片や周辺の防犯カメラの精査などから車両と男を特定した。男は県外の修理工場で廃車の手続きをしていたが廃車される前に同署が車を押収。左前方のライトが破損していた。男は警備関係の仕事の帰りだったという。
同署は詳しい事故原因を調べている。