春日部市は20日、満88歳以上の高齢者に長寿祝い金として市内共通商品券を贈呈する際、計115人に誤発送したと発表した。市は個別に連絡し、謝罪の上、送付した祝い金の回収を進めるとしている。

　市は長寿記念事業の一環として、誕生日の翌月に、対象となる高齢者に市内共通商品券を配布。商品券の額は満88歳の市民に2万円、100歳に5万円、105歳に8万円、110歳に20万円。また101歳から104歳、106歳から109歳の市民にはカタログギフトを贈呈している。

　高齢者支援課によると、対象者を抽出する際、1年後の生年月日で抽出してしまったという。111人に対し商品券計243万円分を、4人にカタログギフトを誤って送付。市民から指摘があり気付いたという。

　市は対象者を抽出する際、複数の職員で確認するなど再発防止に努めるとしている。