埼玉県は30日、新型コロナウイルスに感染していた19人が死亡し、新たに0～90歳以上の822人の感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数が千人を下回るのは昨年10月31日の943人以来、91日ぶり。1週間の感染者数の平均は2538・4人。感染者の内訳は県管轄が676人、さいたま市64人、川口市44人、川越市16人、越谷市22人。

　これまでに確認された感染者は175万5638人。死者は3578人。29日夜時点の重症者は29人、入院は1118人、宿泊療養は323人。

　県によると県管轄では70～90代の男女8人が死亡した。さいたま市では40～90歳以上の男女9人が、越谷市では80～90歳以上の男性2人が死亡した。

　クラスター（感染者集団）関連は30件で、新たに医療機関など3件で5～10人が感染した。

　県教育局によると、県立学校4校で児童生徒42人が感染し、学年閉鎖を1件、学級閉鎖を5件実施した。

　新規感染者数が千人を下回ったことについて県感染症対策課は「断言はできないが、ワクチン接種や集団免疫の獲得により、感染者数は減少傾向にあるとみられる。今後も引き続き注意を払っていく」とした。