埼玉新聞

 

母ショック…届いた1通のメールが原因で1123万円失っていた あとから相談された息子、驚くも手遅れに

  • 【地図】坂戸市

 西入間署は30日、坂戸市の無職女性(76)が架空請求詐欺の被害に遭い、現金約1123万円をだまし取られた、と発表した。

 同署によると、昨年12月26日午前11時ごろ、女性の携帯電話に「ご利用料金についてお話したいことがあります」などと書かれたショートメールが届いた。女性が記載された電話番号にかけたところ、通信事業者などを名乗る男が「あなたのスマホがウイルスにハッキングされています」などと現金を要求。信じた女性は同日から今年1月15日までの間、16回にわたり、同市内のATMなどで、指定口座に現金計約1123万円を振り込んだという。1人暮らしの女性はその後、千葉県内に住む長男(47)と電話で相談し、被害が発覚。長男が17日午後10時35分ごろ、110番で被害を届け出た。同署で詐欺事件として、調べている。

ツイート シェア シェア