大東建託は25日、「いい部屋ネット街の幸福度ランキング2022（全国版）」を発表し、鳩山町が2年連続で1位となった。同社賃貸未来研究所の宗健所長は「鳩山町はもともと高価格帯の新興住宅地で、住民のゆとりや建物品質の良さが幸福度を押し上げている」と分析した。

　調査は昨年3月に20歳以上を対象に、住んでいる市区町村に点数を付ける方式でインターネットで実施した。鳩山町は同9月に首都圏版ランキングで1位となり、全国の市町村を対象とした集計でも1位に輝いた。

　鳩山町は町内に駅がないが、町民向けの乗合タクシーの運行や、町内の上熊井停留所が終点だった町営バスを越生町の越生駅まで延伸するなど、交通インフラの利便性拡大に努めている。

　小峰孝雄町長は「健康で安全安心なまちづくりを10年以上進めてきた。健康寿命は県内1位で、5千日以上交通死亡事故は起きていない。今後も幸せな生活ができるよう、より一層取り組んでいく」としている。