大野元裕知事は7日の定例会見で、サッカー女子のWEリーグのうち、県内3チームがホーム、アウェーで直接対戦する計6試合を「埼玉ダービー（知事杯）」と位置付け、1位のチームに優勝トロフィーを授与すると発表した。

　三菱重工浦和、ちふれ埼玉、大宮の3チームの直接対戦の勝ち点に、「サポーター投票」「観客動員数」がそれぞれ1位だったチームへさらに勝ち点1を加算し、順位を決定する。

　県は「女性の活躍推進と男女共同参画の推進」「スポーツによる共生社会の実現」などの政策を掲げており、大野知事はWEリーグの意義や理念と合致すると強調。昨年3月に設置された、県、チーム、ホームタウン、埼玉新聞社などによる「WEリーグ機運醸成委員会」により、女子サッカー、リーグ、チームの魅力や認知度を上げようと埼玉ダービーが企画された。トロフィーは公募により「彩」の漢字と「1」を組み合わせたデザインが採用された。

　大野知事は「試合会場での応援やサポーター投票を通じ、埼玉ダービー『知事杯』に参加いただき、女子サッカーに熱い熱い声援をお願いします」と呼びかけた。