交通網混乱、授業打ち切る学校も…埼玉で今季初の積雪、9人けが 秩父で最大19センチ、平地部も積もる
2023/02/11/00:00
低気圧の影響で関東甲信や東北太平洋側南部では10日、平地を含め広い範囲で雪が降った。
県内も厳しい冷え込みとなり、全域で雪が降った。熊谷地方気象台によると、午後7時までで、秩父市で最大19センチ、熊谷市で同8センチ、さいたま市で同5センチの積雪を記録した。県内の観測所で積雪を観測したのは今季初めて。
県によると、同日午前4時30分ごろに県全域で大雪・着雪注意報が発表され、午前10時50分ごろには南部と北部で大雪警報に切り替えられた。
県災害即応室の午後3時現在のまとめによると、所沢市で3人、川越市など6市で各1人が歩行中の転倒などにより軽傷を負った。
鉄道では東武東上線で一部の列車に遅れや運休、秩父鉄道で一部列車に運休が生じるなどした。首都高速道路の埼玉大宮線の浦和南、浦和北、与野と、埼玉新都心線の新都心西、新都心の各出入り口の上下で入り口を閉鎖。上尾市道の宏栄橋で通行止めを実施した。
県教育局によると、県立特別支援学校1校が臨時休業を実施。さいたま市を除く公立幼稚園6園、小学校191校、中学校98校、特別支援学校1校が下校時間を早めた。県立学校では全日制44校、定時制2校、特別支援学校10校(分校含む)で授業を打ち切った。
さいたま市教育委員会によると、午後1時半までに、市立の小学校9校、中学校6校、中等教育学校1校、高校1校の計17校が授業の打ち切りを決めた。休校はないという。